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月刊JGAニュース

編集後記  

新年を迎え、気が付けばあっという間に 2 月に入った。
 さて今月は、自身と同世代で今もなお現役のプロサッカー選手として活躍する三浦知良氏の誕生月である。
 1992 年のアジアカップでは日本代表として日本を初優勝に導き MVP に輝くなど、日本サッカー界を牽引してきた日本代表 FW も、今月 26 日に 52 歳を迎える。同世代の自身にとっても、刺激的な存在の一人だ。
 誰もが認めるサッカー界のレジェンドで、「キング・カズ」や「カズ」などの愛称でもお馴染みかと思う。サッカーにあまり詳しくない人でもその存在を知らない人はいないと言ってもいいほど有名で、数々の伝説を残し続けるスーパースターだ。三浦氏は、1986 年のプロ入りから現在に至るまで約33年間も現役でプレーするというまさに超人的な伝説を持つ。
 1月11日にはJ2の横浜FC が、三浦氏との契約更新を発表した。いまだ燦然と輝き続ける“キング”の現役続行の知らせを、世界も驚きを持って伝えている。
 かつてのようなキレは見られなくなったかもしれないが、その熟練されたテクニックでファンを魅了し続けている。はたして、そのキャリアはどこまで続くのだろうか。
 現在は、国の政策方針としても、「人生 100 年時代」そして、「生涯現役社会」等が掲げられ、その実現に向けて多様な取り組みが進められている。そのような中で、「高齢者の雇用」と「健康寿命の延伸」は、非常に重要な鍵となっている。
 ちなみに、「アクティブシニア」という言葉を聞いたことがあるだろうか。直訳すると「元気な老人」となるが、具体的には、いわゆる団塊世代を中心とする 60 代の中高年層で次のような特徴を持っている人のことを指すらしい。

・ライフスタイルにこだわりがあり、独自の価値観を持っている
・生涯現役思考が強い
・経験豊富で、様々な分野に関して知識を有している
・趣味や仕事に意欲的である

 さらに最近では、アクティブシニアの中でも、よりスマートな人のことを「スマートシニア」と言うらしい。スマートシニアの人の特徴は、若い人が使いこなすような機械を持っていて、かつそれを使って楽しんでいる人のことを指すらしく、年を取ると流行には鈍感になりがちになり、自分の知らない物を否定しがちになるが、スマートシニアは流行のものにはなんでも興味を持ち、若者よりも敏感に生活しているらしい。

・スマートフォンやタブレット端末を使いこなす
・最新の情報や流行に敏感
・オンラインショッピングや SNS などを楽しむ
・趣味を楽しんだり、自分のブログを開設して、その趣味を披露したりしている 

(引用元:ワードサーチ http://www.words-search.com/everyday/564

 50 代となった今も、日々の努力を怠らず、現役として歩み続ける三浦氏の生き方にも通じるものがありそうだ。いずれにしても、年齢を問わず、“今の生き方が、未来の自分の姿につながっていく”ことだけは確かであろう。とすれば、自分自身も、一層、一瞬一瞬を大切に、全力で、生き抜いていきたいと思う。最後に、三浦氏の言葉を一つ紹介させていただく。
 “勝負事には運は必要なのだが、それ以上に大切なのは「毎日、努力を続けること」だ”

(T.T)

 

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