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月刊JGAニュース

辰巳化学株式会社  

 辰巳化学は、1941年に創業し、再来年2022年に80周年を迎えます。昨年、80年に向けた3か年の「中期経営計画」を策定しましたので、ご紹介します。
 弊社は、「医薬品の安全・安心を追求し、人々の健康に貢献すること」を理念とし、ビジョンとして、「社員の幸せの追求」と「社会への貢献」を掲げています。会社はそこに勤める社員の幸せを目標とし、社会に貢献すべきものであると考えています。
これらの理念、ビジョンから80周年への中期経営計画を策定し、以下の3つのキーワードを掲げました。

  1. 安定供給のための生産能力の向上、品質の追求
  2. 働き方改革
  3. イノベーション

  • 生産能力の向上に関しては、GMPの頭文字をとった3つの製剤棟を有し、最新の製剤棟であるP号棟のラインの実装を行ってきました。今月にはG号棟のライン増設が完了し、順次バリデーションを行って来年の稼働を目指していきます。品質の追求に関しては品質部門の人員の増強、試験設備の充実を行ってきました。
  • 働き方改革については、営業、開発、製造部門の組織改革を行ってきました。3部門の責任を明確化し、マーケットインから製造までの連携を可能にする組織体制の構築を行い、良い製品を安定的に製造する体制を構築していきます。
  • イノベーションとして、ICTによる業務の効率化、海外への展開、抗がん剤分野の検討など、既存事業と親和性の高い新分野への進出を目指していきます。


 COVID-19により世界の情勢は変化し、業界も大きな影響を受けていますが、時代の変化に対応すること、医療現場においてすでに確立されているジェネリック医薬品を安定的に患者様に届けることが、私たちの使命であると考えています。引き続き医療に貢献できるように努力してまいります。

 

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