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月刊JGAニュース

編集後記  

「今日は、この惑星の住人たちに、いくつかのアドバイスがある。」

 今年も残すところあとわずかとなった。振り返れば、今年人類は、コロナウイルスとの闘いに幕を開け、それはまだ渦中にある。
 コロナ禍、生活や働き方など、様々な変化に直面する中、自分自身、心身共に多くの気づきを得た。その一つが、“誰も傷つけない笑い(ユーモア)”の魅力と伝達力である。
 年末に向けて今一度、『感染予防の徹底』を共々に確認する意味を込め、あるCMを紹介したい。


 当時、外出規制や溢れる情報の数々にストレスフルな日々を過ごす中、サントリーコーヒー『BOSS』のCMに釘付けになった。ハリウッド俳優のトミー・リー・ジョーンズ氏が出演するもので、過去14年間に制作されてきた「宇宙人ジョーンズシリーズ」の90作品のCMを再編集した大作だ。
 新型コロナウイルスの影響を受けて、自宅で過ごす人や社会のために働く人に向け、宇宙人ジョーンズ氏がメッセージを伝えるというもの。従来シリーズでは、警備員、農家のお手伝い、医師、配達員など、あらゆる職業を体験した彼が地球人の調査報告を本国にレポートするという形で展開されてきたが、コロナ禍のシリーズで初めて、本国ではなく地球人に対して直接メッセージを発するストーリー仕立てとなっている。


 同作は、「今日は、この惑星の住人たちに、いくつかのアドバイスがある。」というジョーンズの言葉から始まる。滝行をする2014年『入社前』篇のシーンでは「とにかく、全力で手を洗おう」、宇宙飛行士の防護服で宇宙を漂う2012年の『出会い』篇のシーンでは「マスクをつけて、2メートル以上離れよう。」、家政夫として働く2012年の『白戸家』編のシーンでは「家にいよう。」などと、宇宙人ジョーンズが地球人に呼びかける。
 ほかにも、「大切なのは、目先の楽しみよりも命だ。」「常に笑いを忘れずに。」「必死で働いている人々には、惜しみのない称賛を」とアドバイスを送る。本CMの最後には「この惑星の住人は、宇宙人のアドバイスなどなくても、やるときは、やる。」と締められる。


 いわゆる感染予防に関する情報は巷に溢れているが、同CMでは、事務的な情報発信では中々伝わらない“奥底の何か“まで刺激され、大切な内容がスーッと自然に腹落ちした気がしたことを覚えている。
 人生、コロナに限らず、この先も様々、想定外の出来事に遭遇することと思う。だからこそ、どこまでも賢明に、また、いつでも他者への感謝と優しさ、ユーモアを忘れずにいきたい。(生活においても仕事においても)

以上
(S.S)

(ご参考)
引用元:YouTube
宇宙人ジョーンズがこの惑星の人々へスペシャルメッセージ/サントリー「BOSS」CM
https://www.youtube.com/watch?v=q7dfLDXyp_8

 

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