EN

月刊JGAニュース

編集後記  

 筆者は生まれも育ちも大阪であるが、幼少の頃より「阪神ファン」である。これはもう刷り込み、といっていいかもしれない。親兄妹、親戚に至るまでそうであり、幼少のころはナイター中継があると、見たいアニメも見られず(そのころはアニメ>阪神)、我慢をしつつも晩酌をする父と一緒に応援したものである。そのころは阪神不遇の時代、周りでは万年最下位ともいわれていた暗黒時代である。

 その後、2003年、2005年と歓喜を味わい、今また今シーズン、非常に面白い(2014年の2位からのCS突破はおいといて)。ルーキーが活躍し、投打がかみ合い、試合運びを見ていても、本当に強いと思えるところが随所に出てくる。まぁ最近よく聞く「あかん、阪神が〇〇してまう!」のフレーズはここでは明記しないようにしよう。この号が出る頃も、同じような状況であってほしいものだ。

 一方で、MLBでもエンゼルス・大谷選手のニュースを見ない日はない。かつて、二刀流についての是非が活発に議論されたが、すさまじい活躍ぶりである。記事にもよく出てくるが「漫画のような活躍」であることに間違いはないと思う。まだ試合数があるとはいえ、現時点でホームラン王争いをするなんて、予想できた人がどれだけいるのだろうか。投球に関しても言わずもがなである。

 人それぞれ好きな球団・選手、好きなスポーツはそれぞれだが、このようなニュースを一日の終わりに見ると、ふっと疲れが抜けるし、朝に見ると、元気が出てくるという人も多いのではないだろうか。少なくとも筆者はそうである。これもスポーツの力か。

 オリンピックの開催については様々な意見があると思う。ただ、自身としては開催されれば素直に選手の応援はしたいと思う。

 一日も早く、何も気にせず甲子園球場の満員のライトスタンドで、大きな声で選手の応援ソングを歌い、得点が入った際・勝利の際には周りの人と歓喜し、六甲おろしを歌える日が来ることを切に願っている。

(Y.S.)
 

PDFでご覧になる方はこちら