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月刊JGAニュース

日東メディック株式会社  

 私どもの会社は美しい立山連峰を仰ぎ見る越中おわら風の盆の里、富山県富山市八尾町に1994年の設立以来、眼科用薬のスペシャリティファーマとして28年にわたって操業してまいりました。
 このたびJGAニュースの「会員会社だより」のバトンを頂戴しましたので、弊社のCSR活動の一環であるEcoVadis(エコバディス)サステナビリティ評価への取り組みについてご紹介させていただきます。
 EcoVadis社はフランスに本社のあるグローバルサプライチェーンのためのサプライヤーサステナビリティ評価のプラットホームを提供する会社です。175か国、200業種、10万社を超えるバイヤー、サプライヤーが利用し、「環境」、「労働と人権」、「倫理」、「持続可能な調達」の4つの調査項目により企業のサステナビリティを評価しており、下表のようにスコアに基づく評価が行われます。
 製薬企業においても多くの企業がEcoVadisサステナビリティ評価を利用しています。

 弊社では、2015年に委託元のお客様からの紹介で初めて評価を受けました。それからおおよそ3年に1回の間隔で評価を受けています。1回目は勝手がわからない中で評価を受けましたがシルバーメダルを取得できました。2回目も再度シルバーメダル、3回目にようやくゴールドメダルを取得することができました。弊社の場合は施策を実施していても、方針や目標、手順が無いなどの改善点がEcoVadis社より指摘されており、その部分を強化してのゴールドメダルの取得となりました。
 今回のゴールドメダルは全評価対象企業の上位5%に入る評価を受けたことで授与されています(2021年評価基準)。これからも3年に1回程度の力試しと思い、日ごろの取り組みの成果をぶつけてみたいと考えています。
 一方で評価基準は毎年見直され厳しくなっており、ゴールドメダルの維持にはさらなるレベルアップが必要ですが、EcoVadis社より是正措置として改善点を指摘いただいているので、その項目に重点的に取り組んでいけばクリアできるものと考えます。今後もCSR活動の取り組みのツールとして利用を続け、いずれはプラチナメダルを取得したいと考えています。
 最初はお客様からの紹介で始めたEcoVadisサステナビリティ評価ですが、今は取得したゴールドメダルのPRも含めて積極的に活用しています。また、これらの評価項目の改善に取り組むことは会社の法令遵守意識の向上にもつながると考えています。許可や承認の要件でもない項目ですが、この美しい富山の自然を守り、企業としての社会的な責任に取り組み、改善していくことが、法令遵守意識のさらに根幹にある、患者様やお客様の安全安心を守るという意識につながるものと信じて今後も取り組みを続けてまいります。

 

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