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月刊JGAニュース

自民党「第22回ジェネリック医薬品の将来を考える会」について  

 2025年5月20日(火)、自民党の議員連盟「ジェネリック医薬品の将来を考える会」(会長:上川 陽子 衆議院議員)が開催されました。
 今回は、「骨太方針2025」に向けた本議連としての提言案が示され、その内容に基づき議論がされました。
 提言案は、従来より本議連にて目指すべきと示されていた3つの柱で構成されており
それは下記のとおりです。
 1.ジェネリック医薬品産業の在るべき姿の構築
 2.医薬品の価値が正しく評価される薬価・流通の仕組みの構築
 3.経済安全保障を見据えたサプライチェーンの強靭化

 今回さらに、「4.新たに顕在化してきた課題への対応」として、医薬品の製造には一定のリードタイムが存在することに加え、想定外の感染症の流行や品質・製造トラブル発生等の予測には限界があります。そのため、感染症関連の医薬品や医療上の必要性が高い医薬品等については、在庫を通常以上に積み増しておくことが重要となるが、備蓄の積み増しは経済的な負担となることを踏まえ、国においても財政支援を行うなど、必要な支援策を講ずる必要があるとされました。
 提言案に基づき、出席されたすべての議員から意見が述べられました。最終的な内容については、一部修文の上、上川会長に一任されることとなりました。なお、提言の提出先は、例年通り、厚生労働大臣、経済産業大臣を想定しているということです。
(この後、提言は福岡厚生労働大臣に5月27日提出されました。)

(取材:日本ジェネリック製薬協会 広報委員会)
左から:上川 陽子 会長、国光 あやの 事務局次長