2025年3月1日付で株式会社ビオメディクス 代表取締役社長に就任いたしました佐藤仁彦（さとう きみひこ）でございます。

　当社は創業以来、ジェネリック医薬品の提供を通じて、人々の健康と医療経済の両面に貢献することを使命としてまいりました。

　当社は、ソフトカプセルの製造において長年の実績を持つ富士カプセルを中核とする富士カプセルホールディングスの一角を構成し、医療用医薬品を主とする販売部門を担っております。

　富士カプセルは、日本で最初にソフトカプセル製剤を手掛けたパイオニア企業であり、医薬品、医薬部外品、健康食品など幅広い分野でソフトカプセルの製造に携わっております。この分野においては他社に先んじた「一日の長」がございます。私たちは、この技術的優位性を活かし、規模は限られながらも需要の高い分野で“選ばれる存在”として、確固たる地位を築いていきたいと考えております。

　私自身、これまでにジェネリック医薬品、長期収載品、医療機器といった多様な分野に携わってまいりました。現場の実情を理解し、医療従事者や患者さまの声に直接触れてきた経験を活かし、より実効性のある経営判断を着実に積み重ねてまいります。

　当社は小規模な組織ではありますが、それゆえに小回りの利く柔軟な対応力、そしてスピーディな意思決定を持ち味としております。大手とは異なる発想と戦略で、独自の価値を提供し続けられる存在でありたいと考えております。

　ジェネリック医薬品業界は現在、安定供給の確保、品質管理体制の強化、そして持続可能な成長への転換点にあります。当社としましても、業界の信頼と責務を自覚する企業として、信頼回復と業界発展に寄与すべく、全社一丸となって挑戦してまいります。

　今後とも、日本ジェネリック製薬協会の皆さまをはじめ、関係各位のご指導ご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。