就任のお知らせ
日本ジェネリック製薬協会
理事長 河野 典厚
理事長 河野 典厚

本年7月1日付で理事長に就任いたしました河野と申します。当協会は前身のT・D・S協議会設立から60年を数える歴史ある団体であり、また理事長という重責を考えますと改めて身が引き締まる思いでおります。どうぞよろしくお願いいたします。
さて、長年にわたる様々な関係者のご努力により、ジェネリック医薬品に置き換え可能な医薬品の数量シェアは既に80%を超え90%に迫るところまできております。また、昨今の先発医薬品開発が稀少疾病や難病など治療手段が限られている疾患が主流となっているのに対し、ジェネリック医薬品の種類としては高血圧や高脂血症の治療など多くの患者さんが日常的に服用している医薬品が多いと思います。このような状況を踏まえ、患者さん・国民の皆様にとってのジェネリック医薬品とはいかなるものか、このことを改めて考えてみますと、ジェネリック医薬品は今や「多くの方々にとって最も身近な医薬品である」、そのような存在となったと言えるのではないでしょうか。ジェネリック医薬品のこのような位置づけを考えますと、その存在意義は、もはや患者個人や医療保険財政にとっての「経済合理性」の提供に留まらないはずです。それではこれ以外に患者さん・医療現場に提供可能なジェネリック医薬品の「価値(value)」とは何か。そもそも企業が担う「責任(responsibility)」とは何か。潜在的には様々な貢献があるのだと思いますが、それらを明らかにしつつ、ジェネリック医薬品の特徴やジェネリック製薬企業が取り得る行動により、今後どのような価値を創造し、世の中に責任を持って提供することができるのか、「ジェネリック医薬品80%時代」の今こそ、このようなことを多くの皆様とともに考えていきたいと思います。
いずれにしましても、まずは安定供給が急務です。ジェネリック医薬品は一つの成分を複数企業が供給するという特徴を生かし、各社の競争性を確保しながら合理的な生産体制を構築することは、より強固な安定供給体制の構築、ひいては日本の医療安全保障へ更に貢献する可能性が大いにあるものと考えられます。
世の中のより多くの方々からジェネリック医薬品をより一層応援していただけるよう、微力ではございますが少しでも貢献できればと思います。皆さまからのご指導・ご鞭撻のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
さて、長年にわたる様々な関係者のご努力により、ジェネリック医薬品に置き換え可能な医薬品の数量シェアは既に80%を超え90%に迫るところまできております。また、昨今の先発医薬品開発が稀少疾病や難病など治療手段が限られている疾患が主流となっているのに対し、ジェネリック医薬品の種類としては高血圧や高脂血症の治療など多くの患者さんが日常的に服用している医薬品が多いと思います。このような状況を踏まえ、患者さん・国民の皆様にとってのジェネリック医薬品とはいかなるものか、このことを改めて考えてみますと、ジェネリック医薬品は今や「多くの方々にとって最も身近な医薬品である」、そのような存在となったと言えるのではないでしょうか。ジェネリック医薬品のこのような位置づけを考えますと、その存在意義は、もはや患者個人や医療保険財政にとっての「経済合理性」の提供に留まらないはずです。それではこれ以外に患者さん・医療現場に提供可能なジェネリック医薬品の「価値(value)」とは何か。そもそも企業が担う「責任(responsibility)」とは何か。潜在的には様々な貢献があるのだと思いますが、それらを明らかにしつつ、ジェネリック医薬品の特徴やジェネリック製薬企業が取り得る行動により、今後どのような価値を創造し、世の中に責任を持って提供することができるのか、「ジェネリック医薬品80%時代」の今こそ、このようなことを多くの皆様とともに考えていきたいと思います。
いずれにしましても、まずは安定供給が急務です。ジェネリック医薬品は一つの成分を複数企業が供給するという特徴を生かし、各社の競争性を確保しながら合理的な生産体制を構築することは、より強固な安定供給体制の構築、ひいては日本の医療安全保障へ更に貢献する可能性が大いにあるものと考えられます。
世の中のより多くの方々からジェネリック医薬品をより一層応援していただけるよう、微力ではございますが少しでも貢献できればと思います。皆さまからのご指導・ご鞭撻のほど、どうぞよろしくお願いいたします。