澁谷工業株式会社
GE薬協会員の皆様、賛助会員の澁谷工業株式会社です。
当社はプレフィルドシリンジやバイアル・アンプルの注射剤、点眼剤や輸液バッグ剤などの液剤や無菌粉末における調製から充填包装の自動製造システムをはじめ、無菌操作空間を維持するアイソレータ、過酸化水素や電子線(EB)による除染システムなど、最先端の製薬設備システムを設計・製造し、国内外の製薬会社や再生医療研究施設へ納入させて頂いている設備メーカーです。
GE薬協会員の皆様の中にはバイオシミラーの開発/製造を目指されている企業様もいらっしゃるかと思います。
現状は毎年のようにバイオ医薬品の市場が増えているにもかかわらず、バイオ医薬品の輸出額が輸入額を大幅に下回る輸入超過の状態が続いており、また、大半を海外に依存し国内製造されていない現状より経済安全保障上の問題も叫ばれ、国内CDMOも限られている状況です。
その中で厚生労働省/経済産業省では成長産業であるバイオシミラー/バイオ医薬品への注力を推奨し、補助金の交付をはじめとした促進策をうちだしています。(CDMO : Contract Development and Manufacturing Organization 医薬品開発製造受託機関)
本稿においては、当社の得意とするバイオ医薬品の無菌充填ニーズに合致した設備を紹介します。
一つは「LAiFS 無菌・高活性バイアル充填設備」です。無菌かつ封じ込めが必要なバイアル製剤の製造に最適です。アイソレータと充填設備が一体化しており、封じ込めのためのダブルHEPAフィルタ対応が小スペースで可能な設備です。(LAiFS : Limit Airseal isolator Filling system) (HEPA : High Efficiency Particulate Air Filter)
もう一つは「RTUマルチ充填システム」です。シリンジ/バイアル/カートリッジが兼用可能でさらに全数計量(100%IPC)が可能です。(RTU : Ready to Use 洗浄滅菌済み資材) (IPC: in-process control 工程内管理)
自社製品のみならず、バイオ医薬品に不足する受託製造を兼ねた小量多品種のニーズに最適でスケールアップから実生産まで対応可能な設備です。
最新の設備提案により細胞治療や遺伝子治療などの新規モダリティへの挑戦を設備面よりバックアップし、国民への最新の医薬品の普及及び安定供給に貢献します。
当社は、創業以来「カスタマー・ファースト」を貫き、人々の生活に必要不可欠な業界の製造システムを開発・販売してきました。
培われた技術の応用展開と新たに開発した技術との融合によって新しい分野にチャレンジし、環境と社会に貢献することに努め、新製品・新市場・新事業の成長エンジンによって、社会に貢献します。

お問合せ先 : 澁谷工業株式会社 営業部 北野修司 s-kitano@shibuya.co.jp