高田製薬株式会社

高田製薬株式会社
https://www.takata-seiyaku.co.jp/index.html
創業年:1895(明治28)年2月
設立年:1928(昭和3)年11月
代表者名:代表取締役社長 高田 浩樹
従業員数:790名(2024年9月30日現在)
【企業理念】
私たちは研究開発型企業として、常に技術の向上を図り、独創的な製品を開発し、高品質の製品を適正に供給することにより、人々の健康に貢献し、社会的信用を確保するとともに、会社の発展と社員の幸福および協力者の共栄を求めて事業を進めて参ります。
高田製薬の歩みは古く1895年(明治28年)に高田万次郎が家庭薬を中心に創業したのが始まりとなります。その後1928年に現在の社名である高田製薬株式会社を掲げ、長きに渡り独創的な製品を開発し、高品質の製品を供給するメーカーとして歩んできました。お蔭様で今年2月には創業130周年を迎えることが出来ました。3年後の2028年には設立100周年を控え、全社一丸となり、現在の激変する環境を飛躍の好機と捉え、これまで長年培ってきた経験を活かして企業理念である人々の健康と幸福を目指し取り組んでいます。
○高田製薬の製造拠点と新工場のご紹介
当社は埼玉県内に4つの工場を有しており、さいたま市西区に研究施設を併設し注射剤・内用剤と幅広い製造設備がある大宮工場、そこに隣接する形で外用剤専用の大宮第二工場、さいたま市から北上し加須市に注射剤専用の北埼玉工場、さらに東の幸手市に固形剤専用の幸手工場があります。都心から比較的近く見学通路を設けている幸手工場では、毎年様々な団体の工場見学や視察を受け入れています。

2023年7月には北埼玉工場に新たに2号棟を建設しました。北埼玉工場2号棟は注射剤の安定供給に向けた体制を一層強化し、サプライチェーン全体の強靭化に取り組むことを目的に、まずは高薬理活性注射剤の専用設備を導入しました。人の介在を極力なくし汚染を防止する高レベルな製造技術と外部に漏洩させない特殊な製造設備で、グローバルな品質要求に応えるための環境を整備しています。生産能力は、高薬理活性の凍結乾燥製剤と液剤を合わせて年間500万本(φ24.3mmバイアル換算)を有し、この他に、高薬理活性製剤の製造エリアと分離した一般注射剤用のスペースを確保しており、将来的には年間1,000万本の生産能力を発揮します。この生産能力を活かし、新薬や長期収載品、ジェネリック医薬品などの受託製造や海外展開にも積極的に取り組み、高品質な製品を安定的に供給することを目指しています。

【概 要】
名称:北埼玉工場2 号棟
所在地:埼玉県加須市鴻茎3207-5(北埼玉工場敷地内)
竣工:2023 年7 月
敷地面積:約 14,856 ㎡(北埼玉工場全体)
延床面積:約 7,428 ㎡(2 号棟)
構造規模:鉄骨造 4 階建て
生産品目:高薬理活性 OEL0.1~1µg/m3以上に対応した液剤/凍乾製剤
○オンコロジー(がん関連)領域への取り組み
これまで注力してきた小児領域に加え、2023年10月に株式会社ヤクルト本社と合意したがん関連医療用医薬品の販売移管・製造販売承認の承継を進め、2024年4月から販売を開始しました。これまでもオンコロジー領域製品の開発と製造はしておりましたが、現在は製造から販売まで一貫して行う体制が整い、今後、北埼玉工場2号棟の稼働によって品質確保と安定供給体制をより充実させるとともに、自社開発や導入によって販売製品を拡充していくことを計画しています。
高田製薬は、医療用医薬品の製造・販売を通じて、人々の健康に貢献することを使命としています。信頼される品質と安定供給を軸に、日常的な疾患に対応するプライマリー領域から、専門性の高い小児科領域、オンコロジー領域まで、幅広い製品を取り扱い、医療現場の多様なニーズに応える体制を整えています。 今後も、事業活動を通じて、信頼される医薬品メーカーとしての責任を果たしてまいります。