【企業理念】
私たちは、「創造と信頼」の旗のもと、高品質な医薬品を開発するとともに、安定的に医薬品を供給することを通じて人々の健康と地域の発展に貢献し、「なくてはならない製薬企業」を目指します。

　株式会社陽進堂（以下、陽進堂）は陽進堂グループの一員であり、陽進堂グループは陽進堂ホールディングス株式会社の下、陽進堂の他、輸液及び透析液の製造を担うエイワイファーマ株式会社、バイオシミラーの開発を推進するケミカルバイオリサーチ株式会社で構成されております。陽進堂は陽進堂グループの中心的事業会社であり、富山県に本社機能、研究開発機能、生産機能を持ち、ジェネリック医薬品並びに健康食品の開発と製造を行い、加えて陽進堂グループ製品の販売機能も担っております。

　陽進堂では、昨年度、製剤第三工場を竣工しました。生産キャパシティの拡大により、一層の安定供給の実現を目的としていることは当然のこと、手狭となっていたQCエリアを拡充しました。今後も需要に応じて既存工場を含めた製造設備の改修及び新規導入を行っていく計画です。また、本工場は、新製品の開発推進並びに商業化後の安定的な製造のために、開発段階の様々なデータや情報を収集できる開発エリアを備えることも大きな目的の一つとしております。安定した商業生産を確立し、ライフサイクルマネジメントを実現するための新たな拠点と言えます。

　さて、陽進堂グループは2026年4月1日に大きな転機を迎えることとなります。陽進堂含む陽進堂グループ全社が経営統合により一つとなり、新生「陽進堂ホールディングス株式会社」として生まれ変わります。統合プロセスとしては、現陽進堂を存続会社とし、全ての陽進堂グループの会社が陽進堂と経営統合した後、陽進堂は社名を陽進堂ホールディングス株式会社に変更するというものです。一見すると複雑にも見えますが、陽進堂グループの各社が一つの会社に経営統合し、その社名は陽進堂ホールディングス株式会社であるとご認識願います。この経営統合により、グループ全体のガバナンスの一層の強化、人事流動化による組織のさらなる活性化などを実現していきます。
　今後、私たちはジェネリック医薬品にとどまらず、輸液・透析液・バイオシミラーに至るまで、事業の垣根を越えて一体となって、開発・製造・品質管理・販売の責任を担っていきます。各事業には独自の考え方やノウハウが必要な部分もありますが、今後はこれまで以上に各事業の優れた取り組みを相互に積極的に取り入れ、各事業間の相乗効果をさらに拡大していきます。

　陽進堂は100年近い歴史のなかで、社会と共に成長してきました。ジェネリック医薬品を基礎にしながら、次の時代に誇ることができる革新を続けながら企業として成長し、人々の希望や願いをかなえていくことが私たちの使命です。患者様や消費者の皆様の「治したい」「健康になりたい」という願いをかなえるために、“なくてはならない企業”を目指し続けます。
　一つの集大成となる2026年4月1日発足の新生「陽進堂ホールディングス」を引き続きご支援いただきたくお願い申し上げます。