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月刊JGAニュース

年頭所感  

日本ジェネリック製薬協会
会長 川俣 知己

新年あけましておめでとうございます。

 平素よりGE協会の運営にご支援ご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
2021年からの薬機法違反事例により医療用医薬品の多くにおいて供給が不足し、供給不安を引き起こしました。加えて、新型コロナウイルス感染症による影響なども相まって様々な安定供給不安事象が引き続き発生しました。一方、ジェネリック医薬品の数量シェアは2019年度76.9%から当初の目標であった80%を超え90%に達しようとしています。他社の供給不安事象を補填するよう努めるも、代替生産に必要となる情報収集や企業連携が困難であったこと、十分な生産余力がないことなどの複合的要因により充分には対応できておらず、改善傾向にはあるものの医薬品の供給不安が依然として続いており、患者様、医療関係者をはじめとする、多くの関係者の皆様にご迷惑・ご心配をおかけしております。

 供給不安の解消に向けては、会員各社におかれましては、新規設備投資や要員の増員、生産の効率化、品目統合に向けた企業間の連携を図るなど増産努力をして頂き、更に生産余力の強化増強のため、設備投資の前倒しにも引き続き努めて頂いているところです。

 これまで、GE薬協は不祥事の再発防止に向けて製造管理、品質管理の強化、コンプライアンス・ガバナンス・リスクマネジメントの再整備に力を入れて活動してきましたが、現在のジェネリック医薬品業界に求められている喫緊の課題は、供給不安の解消です。

 GE薬協としてもこれらに対応するために、①安定供給責任者会議、②教育研修部会、③GE薬協産業構造あり方研究会と新たに3つの会議体を立ち上げ、昨年は各会議体において活発に議論をしてまいりました。

①安定供給責任者会議では、現在生じている安定供給不安事象を分析し、分析結果をGE薬協ホームページに公開いたしました。
https://www.jga.gr.jp/stable-supply-efforts.html
また、供給不安事象解決・「品目統合」推進等のためのワーキングチームを立ち上げ、限定出荷の解消や少量多品目生産の改善を図っていく取り組みをしてまいります。 

②教育研修部会では、アカデミア協力のもと各社の教育研修責任者を集めた研修とワークショップをそれぞれ2か月に1回のペースで実施し、品質確保を最優先とする企業文化の醸成に向け取り組んでいるところです。

③GE薬協産業構造あり方研究会では、昨年の5月に中間取りまとめを発表しました。
2月には最終報告を発表する予定です。

 GE薬協では、本年もジェネリック医薬品の信頼回復に向けた取り組みを継続していくとともに、上記3つの会議体を実効性のあるものとし、安定供給に向けて着実に成果を出していく年としたい所存です。そのためにも、会員各社の皆様におかれましては、引き続き積極的な取り組みへの参加を期待しております。

 GE薬協一丸となって、1日も早く供給不安を解消し、患者様および医療関係者の皆様に「安心」して使用いただけるジェネリック医薬品が安定的に市場に流通する状況を実現していきたいと考えております。会員各社の皆様のご協力よろしくお願い申し上げます。

 最後に、本年が皆様にとって良い年になることを祈念いたしまして、新年のご挨拶とさせていただきます。