EN

月刊JGAニュース

フロイント産業株式会社  

「新たな創業」の決意とともに

 

 医薬品製造装置、医薬品・食品添加剤、食品品質保持剤の開発・製造・販売を行っておりますフロイント産業です。
 昨年、弊社創業者であり名誉会長の伏島靖豊が10月12日に逝去いたしました。生前、会員企業の皆様をはじめ、関係各位より賜りましたご厚情に心より感謝申し上げます。
 伏島は1964年、世界で初めて錠剤コーティング装置を開発し、製剤技術の革新に挑み続けた人物でした。「お客様が真に満足する製品を創ること」が自らの創造の喜びとし、様々な製剤機械と医薬品添加剤を生み出し、フロイント産業の礎を築きました。その「創造」の精神は今日も私たちの中に息づいています。
 本年、弊社は株式非公開化という大きな転機を迎えました。市場環境が変化する中で、私たちのビジネスモデルは「ペン(機械)」と「インク(化成品)」からはじまり、「ハード(製品群)」と「ソフト(製剤技術)」の両輪へと発展してまいりました。そして今、私たちはもう一つの要素として、そこに「ハート(心)」を加えたいと考えています。AI等のテクノロジーで効率化が進む今だからこそ、私たちは製品やサービスに人の想いを込め、お客様やその先にいる患者様へ届けてまいります。この転機を「新たな創業」と捉え、さらなる成長と発展に向けて邁進してまいります。

 製品分野では、昨年「SONIFLO」を発売開始いたしました。本製品は、超音波技術を応用した革新的な粉体流動性改善装置であり、医薬品製造における粉体ハンドリングの課題解決を目指して開発されたものです。従来の人手や機械による方法とは異なり、超音波振動により装置内壁へ粉体の付着を抑制させることで、流動性を大幅に向上させます。これにより、造粒物の混合均一性や収率が向上するだけでなく、作業時間短縮や作業者の安全保護にも貢献いたします。ジェネリック医薬品製造においても、安定した品質の確保とコスト効率化の両立を実現する製品としてご活用いただけると確信しております。

 ジェネリック医薬品業界を取り巻く環境は、人手不足が深刻化する中、品質確保や安定供給といったさまざまな課題に直面しております。このような状況下だからこそ、製剤技術の革新と製造プロセスの効率化がより一層重要であると考えます。弊社は製剤装置メーカーとして、また添加剤サプライヤーとして、業界の皆様とともに課題解決に取り組み、医薬品製造の現場に新たな価値を提供してまいります。

 創業者の掲げた理念「創造力で未来を拓く」を継承しつつ、社員一同、お客様とその先にいる患者様の笑顔のため、新たな価値の創造に向けて邁進してまいります。

 今後とも変わらぬご指導ご鞭撻を賜りますよう、お願い申し上げます。