【グループ理念】
キョーリンは生命（いのち）を慈しむ心を貫き、人々の健康に貢献する社会的使命を遂行します。

　加賀百万石の城下町、金沢。
この街では、6月になると「百万石まつり」が盛大に催されます。今年は、加賀藩祖・前田利家公に石原良純さん、お松の方に北乃きいさんが起用され、入城行列はまるで時を越えた絵巻さながらの壮観な光景が広がっていました。威勢の良い加賀鳶の演技が披露され、豪華絢爛な武者行列が街を練り歩く姿は、金沢に脈々と受け継がれる歴史と文化を感じさせてくれます。機会があれば、ぜひ一度その迫力をご覧いただきたいものです。
　そんな歴史と文化の息づく金沢で、私たちはジェネリック医薬品を中心に、高い倫理観と法令遵守の意識をもち、キョーリン製薬グループの企業理念「キョーリンは生命を慈しむ心を貫き、人々の健康に貢献する社会的使命を遂行します」のもと、「信頼される医薬品企業」を目指し、地域に根ざしながらその責務を果たしてまいります。

　当社は、石川県金沢市の本社に加え、富山県高岡市に固形剤・液剤の製剤開発から治験薬製造までを担う高岡創剤研究所を構え、患者さんに安心してお使いいただける高品質な医薬品の製品開発に取組んでおります。また2024年4月にグループ会社であるキョーリン製薬グループ工場株式会社が約20億錠の内服固形剤の生産能力を有した高岡工場を設立し、GMP（医薬品等の製造管理および品質管理の基準）の更なるレベルアップと安定的な供給を実現する製造拠点として稼働しています。

　ジェネリック医薬品業界を取り巻く環境は、毎年の薬価改定、供給不足、物価高・エネルギー価格の高騰による原価上昇など厳しさを増しております。加えてより厳しい品質基準や、課題となっている安定供給問題への対応など多様なニーズに応える柔軟さも求められています。そうした変化に対応すべく、業界のトップではないけれど、存在感のある「強み」を持ち、社員も「誇り」を持って、いきいきと「笑顔」で活躍できる企業にしたいとの想いを込め、目指す姿を「存在感のある『強小』カンパニーに！」とし、厳しい状況下こそ、企業としての存在感を発揮すべく取組んでまいります。